左下肢障害で障害基礎年金2級の事例(認定日診断書がないケース)

Aさんは10代のときに事故で左下肢に障害を負いました。手術とリハビリにより通常の生活にもどりました。障害の状態は固定して通院を続けてもそれ以上の回復が見込めないので継続して通院をしなくてもよくなりました。大学に進学して社会人となり現在に至ります。

そのようなときにAさんの母親から相談がありました。それは障害年金を請求すれば受給できるのではないかというものでした。事故から現在までお聞きすると受給できる障害の状態だと判断しました。ただし問題がありました。それはAさんが障害認定日には通院しなくなっていたということでした。Aさんの場合は20歳前傷病による障害基礎年金での請求です。認定日は20歳の誕生日となり、その前後3か月の時点での診断書が必要になります。しかし取得することはできません。

そこで私は10代の事故の時の診断書の控えと事実関係の資料をそろえて、申し立て書を添付して年金請求をしました。年金事務所では当初は認定日の診断書がないことから認定日請求の受付に難色を示しましたが何とか受付てもらうことができました。これについては別の投稿で記したいと思います。

受付から数か月Aさんは無事年金を受給できました。こちらの希望どおり遡及が認められました。                  認定日の診断書が取れないことであきらめてしまうケースがあります。ただ障害の状態とその経緯、残存している書類など総動員した場合、認められることもあります。Aさんのケースは特殊な部類になりますが、このような事例もあるのだと参考にしてもらえるといいかと思います。